上下水道施設工事
水道本管・給水設備(上水道や中水道)や下水道に関する工事が「水道施設工事」です。
生活用水や工業用水(上水道・中水道)は、浄水場を出発し、国や自治体などが管理している道路の下に埋設されている水道管を通っていきます。そして、各個人宅やビル、施設などの建物敷地にある水道管を通り、蛇口などの給水口に到達します。
また、排水(下水道)に関しても同様に、排水口から建物敷地内の排水管を通り、国や自治体などが管理している道路下の水道管を通って、下水処理場に到達します。
これらの水道管のうち、国や自治体などが管理している道路下の水道管に関する工事が「上下水道施設工事」です。
正確さとスピードが要求される工事業務
水道施設工事をもう少し細かく分けると、「取水施設工事」
「浄水施設工事」「配水施設工事」「下水処理設備工事」となります。
ちなみに、建物敷地内の水道管に関する工事は「管工事」となり、建築工事の一部となります。
また、農業用水道、かんがい用排水施設等の建設工事は「土木工事一式」に該当しますが、吉岡工栄は業務請負が可能です。
道路を掘り、穴を空ける必要があることや、対象地域の水道使用や排水を制限する場合もあるため、地域の方に不便をかける工事です。
また、道路下には水道管以外にも埋設されている設備があり、注意して作業をしなければ、それらの設備を壊してしまうこともあります。
正確さとスピードが要求される工事業務です。
舗装工事
安全で気持ちのよい道路をつくる
道路や敷地の舗装・補修を行います。
大雨災害などによる道路陥没の復旧に携わる事もあります。
また水道施設工事などに伴う舗装の復旧や修繕を行いますので、水道施設工事の業務の場合はほとんど舗装工事が付帯します。
舗装の下は幾層にも分かれています
舗装工事完成後だけを見ると、当然ながらアスファルトの上に白い線がある、といった単純なものですが、そのアスファルトの下は洋菓子の「ミルフィーユ」のように、何層にも分かれています。
道路を造るためには、盛土(もりど)や切土(きりど)を行い、土地を平らにします。ここは土木工事の仕事です。
盛土・切土の上部1m以内を「路体」と言い、建設重機「グレーダー」を使い、平らにし、ローラーで圧をかけ締め固めます。
路体の上に、層を重ねていき、層ごとに「グレーダー」や「ローラー」で平らにし、締め固めていきます。
路体のすぐ上が「路床(ろしょう)」で、材料は主に「砂」、厚みは約1mです。
次が「下層路盤」で10~30cmの厚さです。材料は主に「石」となります。
そして舗装の下地となる「上層路盤」を重ねます。上層路盤の材料は下層路盤と同じ石ですが、砕石の直径は25mmまたは40mmです。厚さは15cm前後です。
ここでようやくアスファルト舗装です。アスファルト舗装には2層あり、下層部分3~4cmの厚さの部分を「基層」と言います。材料は「アスファルト合材」です。アスファルト合材は、そのままでは路盤に定着せず、強度に問題が生じるため、アスファルト乳化剤(プライムコート)を接着剤の役割にして定着させます。
そして、最後に「表層」です。表層の材料は当然「アスファルト合材」です。表層アスファルトも、そのままでは定着しないので、アスファルト乳化剤(タックコート)を接着剤の役割にして下層アスファルトに定着させます。
これで舗装の完成で、あとは路面標示を施工して仕上げです。
各層は、道路を平らにする建設重機「グレーダー」や、転圧をかける建設重機「ローラー」などを使い、平らに締め固めていきます。
この何層にも重なった構造と、締固めが道路の強度を高くします。
層の厚さや構造、締固めの基準は、道路の広さ、交通量、整備される場所の気候などで変わります。
安全性や耐久性、道路に降り注ぐ雨水の排水を考えて緻密に設計された図面・情報をもとに、私たち技術者が正確に工事をします。重機を扱い、大掛かりな工事でも、要求されるのはミリ単位です。
完成後、「実質一番乗り」であるのは現場技術者である私たちの「特権」です。まっすぐで平らか、つやつやのアスファルトの匂いの上で、ほんの少しの時間、達成感を味わいます。
舗装工事完成後だけを見ると、当然ながらアスファルトの上に白い線がある、といった単純なものですが、そのアスファルトの下は洋菓子の「ミルフィーユ」のように、何層にも分かれています。
道路を造るためには、盛土(もりど)や切土(きりど)を行い、土地を平らにします。ここは土木工事の仕事です。
盛土・切土の上部1m以内を「路体」と言い、建設重機「グレーダー」を使い、平らにし、ローラーで圧をかけ締め固めます。
路体の上に、層を重ねていき、層ごとに「グレーダー」や「ローラー」で平らにし、締め固めていきます。
路体のすぐ上が「路床(ろしょう)」で、材料は主に「砂」、厚みは約1mです。
次が「下層路盤」で10~30cmの厚さです。材料は主に「石」となります。
そして舗装の下地となる「上層路盤」を重ねます。上層路盤の材料は下層路盤と同じ石ですが、砕石の直径は25mmまたは40mmです。厚さは15cm前後です。
ここでようやくアスファルト舗装です。アスファルト舗装には2層あり、下層部分3~4cmの厚さの部分を「基層」と言います。材料は「アスファルト合材」です。アスファルト合材は、そのままでは路盤に定着せず、強度に問題が生じるため、アスファルト乳化剤(プライムコート)を接着剤の役割にして定着させます。
そして、最後に「表層」です。表層の材料は当然「アスファルト合材」です。表層アスファルトも、そのままでは定着しないので、アスファルト乳化剤(タックコート)を接着剤の役割にして下層アスファルトに定着させます。
これで舗装の完成で、あとは路面標示を施工して仕上げです。
各層は、道路を平らにする建設重機「グレーダー」や、転圧をかける建設重機「ローラー」などを使い、平らに締め固めていきます。
この何層にも重なった構造と、締固めが道路の強度を高くします。
層の厚さや構造、締固めの基準は、道路の広さ、交通量、整備される場所の気候などで変わります。
安全性や耐久性、道路に降り注ぐ雨水の排水を考えて緻密に設計された図面・情報をもとに、私たち技術者が正確に工事をします。重機を扱い、大掛かりな工事でも、要求されるのはミリ単位です。
完成後、「実質一番乗り」であるのは現場技術者である私たちの「特権」です。まっすぐで平らか、つやつやのアスファルトの匂いの上で、ほんの少しの時間、達成感を味わいます。